忍者ブログ

rainbow7

20人の仲間がボランティアしながら世界中を旅する
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

活動外の生活においては、今回のぼらいやー中で初めてかつおそらく唯一の一人生活の期間が1か月ほどありました。日本で一人暮らしを8年間していたので特に困ることはなく(商店が正午から4時くらいまで休憩を取る、日曜日や祝日は店が閉まっていること以外は)、地元の安くておいしい肉や野菜を自由に食べられる環境をむしろ楽しんでおりました。本当に食べ物の値段が安く、肉は500グラムで300円前後、ニワトリは丸々一羽が500円前後、野菜に至っては日本の5分の一くらいの値段で購入できます。すべて有機なので味や香りが強かったです。パンはフランスパン1本が20円、米はキロ80円~85円でした。自炊すればそんなに食費はかかりません。

10月途中からベルギー人の女の子との共同生活が始まりました。最初は10歳も違う外国の女の子とちゃんと生活できるかな?と不安でした。彼女はスペイン語を習い始めたばかりだったので、地元ボランティアの言ったことを英語にして伝えなくてはならないことが多々あり、通訳作業がタフでした。でも年齢の割にはしっかりしていて聡明で、かつチャーミングなのでたちまち好きになり、途中からは勝手に妹のように思っていました。地元の男が彼女に話しかけようものなら、かなりソワソワして様子を見ていました。でも毎日ちゃんとコミュニケーションをとって自分たちの意見や考えを言い合っていたので、年齢・性別は異なれど非常にいい関係を持てたと思います。彼女と一緒に地元テレビに出演したことはいい思い出です。

地元の人は非常に親切で優しいです。ただ本当にど田舎なので人々が外国人慣れしていなく、僕が来た当初は町中が好奇の目で僕を見ていました。時に東洋人に対してステレオタイプ的なイメージや差別意識を持っている感じも受けました。でも活動を通じて多くの人と知り合ったり、街をよく知るために多くの商店に足を運んだりした結果、途中からはどこかで会うたびに声をかけてくれました。大人数で活動するとメンバー間で性格の合う合わないがどうしても生まれてしまいますが、Villa Ocampoは人々がみんないい人で、初めて活動場所において1人も嫌な人がいない状況の中働くことができました。人間関係に繊細な僕がこう思えることは非常にまれです。だから本当はもっと長くいたかった!

ちなみにアルゼンチンは中南米の中でも先進的なので、トイレはちゃんと流れて紙もあり、扉も閉まりました^^
PR
げんさんです。なんか僕とまうすだけのブログになりつつあることが気になっています。9月の半ばから10月末までアルゼンチンのボランティア団体Subir al Surの活動に参加しました。選択したプログラムはJuvenil Ocampenseといい、ブエノスアイレスの北側にあるサンタフェという県のさらに北側に位置するVilla Ocampoという小さな町で生活しました。活動内容は月~金の午前中は地域の児童館で10歳前後の子供を相手に英語の授業やその他リクリエーション活動を行い、午後は日によって団体が用意したワークショップに参加したり、自治体が促進している地域の環境保護活動に参加したりしました。
個人的には児童館での活動に裁量権があったので思い入れがありました。子供たちはやはり生意気だけど学習するのが早く、一度受け入れてくれたあとは非常に人懐こくてかわいかったです。

ワークショップの内容は公立学校で年少生徒相手に物語を読み聞かせて、その物語のなかの教訓を考えさせたり実際に生徒にロールプレイで物語を演じさせたりするものでした。また教会の施設を借りて演劇や音楽のワークショップを行うこともありました。
自治体の活動は、街の中心から離れた集落でゴミを路上に捨てないようにゴミ袋を配って環境保全を訴えたり、庭先でデング熱を持った蚊が発生しないように採集サンプルを持って各家庭を回ったり、また集落の憩いの場となる広場の建設を手伝ったりしました。個人的には体力勝負のこういった作業のほうが肌に合いました。

一日の活動時間は4時間から7時間といった感じでした。活動内容よりも気候と地元の人たちの気質に順応するのが難儀でした。9月10月はちょうど春から夏への移行期で、30度を超える日の翌日にセーターを2枚着ないと眠れない日があったり、雨期に当たるため雷雨が半日降り続く日々があったりしました。またゴルフボールくらいの雹もこの時期には降ります。
豪雨の日は活動が中止になることが多く、また活動期終盤は洪水がいくつかの場所で起きて活動場所の1つが避難所になりました。

気候よりタフなのが現地の人たちの時間感覚です。ただでさえラテンアメリカなのに田舎のゆったり差も加わって物事が時間通りに始まって終わることがほとんどありませんでした。言われていた開始時刻の2時間後に実際に始まることもありました。またいわゆるドタキャンや急な予定変更が多く、突然午後の活動がすべてなくなることもありました。当事者曰く、多くの団体や機関と協働しているから急な変更はよくあることなのだそうですが、日本人の視点から見ると明らかに事前の予定確認や調整の不足が原因です。ただそういったものに拘泥しないのがこの地域の気質なのです。ただ、時に目に余るほどいい加減だったのでSubir al Surに改善を申し出ました。とにかく時間感覚が違いすぎて、ラテンアメリカにすでに3か月いた僕も戸惑うくらいでした。
ただその点は地元の団体およびSubir al surに何度も訴えたので、今後は少しずつ改善していってほしいと思います。また今回の団体や関係者はこちらが正当な理由を持って主張すればそれに合わせてすぐに改善策を取ってくれました。
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]