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rainbow7

20人の仲間がボランティアしながら世界中を旅する
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中南米だけで活動しているげんさんです。今日がペルーでの3週間のワークキャンプの最終日でした。これまで参加したなかでは最短のプログラムでした。
活動場所はペルー北部エクアドルにも近いピウラという町で、午前は地元の小学校で使用する机と椅子の修復と塗装、そして午後は子供たち相手に英語、折り紙、相撲などを教えてたまにサッカーもしていました。参加者は当初は僕を含めて3人でした。1人は日本人の大学生でぼらいやー8期生のカズキくん、もう1人は韓国人女性でした。ただ、この韓国人女性は初日の夕方から突然「子供たちと遊ぶのはいやだ」と言い始め、挙句の果てには「帰る」といって去っていきました。事前に送られてきた情報にはしっかりと子供たちの交流も活動内容として明記されており、また初日の参加費支払いの直前にもコーディネーターが活動内容を説明して最終的な参加意思を確認したにもかかわらずそのあとに「話が違う」といって怒り出したのは今でも理解ができません。これまでいい参加者に恵まれてきたので少し衝撃的でした。
結局参加者は偶然にも日本人2人だけとなりました。でも個人的には男同士のほうが外出や食事の面で希望が重なりやすいので楽でした。滞在場所は地元コーディネーターの自宅で、ボランティア用のスペースに寝袋を敷いて寝ていました。ただこのスペースの床が石畳で、段ボールを敷いても硬さを感じ、生まれて初めて「睡眠をとっても疲労がとれない」状態を経験しました。
これまでの活動場所はすべてベッドだったので体が楽を覚えてしまっていたようです。家はおせじにもいい環境とは言えず、トイレにはドアがなくビニールカーテンが入り口にかかっているだけで用を足す音はまる聞こえでした。また蟻やゴキブリが大量に発生し、3日連続で就寝中にゴキブリが耳元を通過するという経験もしました。男同士だったのでトイレや虫もネタになりましたが、女性がいた場合は耐えられたかどうかわかりません。
活動場所は町のはずれの砂地の貧民街で、学校で使う机やいすを修復する作業をしていました。紙やすりで錆を取り除くという作業が期間中の大半の時間を占めたのですが、朝から昼まで延々と「シャーシャー」音を立てて磨き続けるのは単純内容すぎてかえってきつかったです。反面、錆を除去した後の色塗り作業は楽しく、地域の子供たちもたまに手伝ってくれました。結局参加者が2人だったので当初予定されていたノルマはこなせませんでしたが、それでも長めに作業をする日や日曜出勤もとりいれて僕らなりにベストは尽くしたと思っています。

午後の活動は「教育的なものを」と最初は言われていたのですが、活動が野外なのと子供たちの集中力が続かないことを考慮して折り紙や相撲、ほかのスポーツをしながら6歳から10歳までの子供たちと時間を過ごしていました。相撲はルールが単純で勝ち負けがはっきりつくので意外に人気があり、「相撲をしたい」という子供現れました。ただ残念なのは後半から子供たちの進級試験期間に入り、幼い子供たちとボールゲームをするだけの日々が続いてしまったことです。個人的にはエクアドルとアルゼンチンで悪ガキどもを相手にしていた経験が活かせたと思っています。

一緒に活動したぼらいやー8期生のカズキくんは非常にタフかつなんでも食べるのでいい意味で気を使わずに済みました。スペイン語は全くと言っていいほどわからない状態なのに子供たちと積極的にかかわる姿勢から学ぶこともありました。なによりも2人で夜の街に外出して地元のレストランを比較したり、娼婦が出現する通りにいって彼女たちを観察したりするのは楽しかったです。僕が面白半分に掲げた「ボランティアの予算で購入された食べ物を受け入れ家族に残さない」という目標にも賛同してくれ、2人で大量にパスタや米を消費する日々を過ごしました。また彼のこれまでの海外活動経験は聞いていて勉強になりました。活動期間中、彼がアイフォンを落として夜の警察署に行ったのもいい思い出になりそうです。
ピウラはリマやその他の観光地よりも1割くらい物価が安い気がしました。交通も、経済的な庶民の足としてバイクタクシーや乗り合いタクシー(前者は10分くらいの乗車で80~90円、後者は区間内なら一律40円)が発達しているために普段の生活ではそんなに経費は掛かりませんでした。
食事も、地元のレストランなら250円でしっかりとした食事がとれる感じです。町自体も比較的きれいで大型スーパーや銀行も多数あって便利でした。公衆トイレは僕が利用した場所に関してはきれいでした。

個人的な感想としては午後の活動に安定的に子供たちが参加し、参加ボランティアも様々国から来ていればもっと内容が充実していたと思ています。裕福な家庭が少ない地区なので子供たちの遊びの選択肢も限られており、彼らにとっては外国人が何かを教えてくれることがイベントで何にでも興味を持って参加してくれます(反面飽きやすいところもあるのですが・・・)。
中南米のなかでもエクアドルとペルーは肌に合っていると前から感じていたので、衛生面で気になることはありましたが大半は気分良く過ごすことができました。
来週には6・7月に活動し、これまでのところ苦手意識のあるメキシコに再び向かい、来年の3月まで活動の予定です。南米4か月半の経験をメキシコで活かすことができればこれ幸い。苦手と口では言っても実は気になるアイツ、ことメキシコ。半年前とは違う自分でコイツと対峙してやるっ!
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