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rainbow7

20人の仲間がボランティアしながら世界中を旅する
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お久しぶりです。
まうすです。

もう2週間ほど前になりますが、メキシコはモレロス州のとある町で、僕にとって3つ目となるワークキャンプをしてきました。

このワークキャンプの目的を簡単に説明すると世界遺産保護のための啓発運動です。

僕の訪れた町では、とある修道院がUNESCOの世界遺産。
そして、その修道院を会場のひとつとして行われる「死者の日」という全町規模の催しにボランティアも参加し、開催をお手伝いしながら町民の方に世界遺産の保護を改めて説く。そんな感じのことをやってました。




僕はここであらためてワークキャンプというものの良さを実感することになりました。


なぜなら今回、ものすごく地域にコミットでき、たくさんのかけがえのない経験が出来たからです。

そしてそれは、シャイな自分の性格を考えると、ただの観光者として訪れただけでは決して得られなかったものだろうと思います。


「ちょっとこっちに来て一緒に食事しよう!!」

「これお供えものだけどちょっと味見してみなさい!!」

「明日家でパンを焼くから一緒にどう??」

「明日息子の誕生日パーティーがあるからおいで!!」

「またここに帰っておいで」


…等々、全て町民の方にかけて頂いた言葉です。


こんな出会いが待っています。
だからワークキャンプはやめられない。



まうす
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一昨日までメキシコにいたげんさんです。
この前はボランティア活動のことを書いたので、今回は活動中の生活情報を少し書きたいと思います。

通貨:メキシコペソ(1ペソは5.7~6円)

物価:チアパスはメキシコの最南部に位置し、原住民系が多く、比較的貧しい場所です。そのためメキシコ国内の都市部と比較して物価は低めです。ただ、僕が滞在していたサン・クリストバル・デ・ラス・カサス(以下サンクリ)やその他数か所の観光地はほんの少し高めです。
場末のレストランでの一回の食事は50~70ペソ(300~420円くらい)、ちょっと高級なレストランだと100~120ペソ(600~720円)です。カフェでのコーヒーは20ペソ前後、デザート類も30~50ペソ前後でした。
市場の食べ物は安く、トマトが6個、メロン一個、玉ねぎ6個、ジャガイモ6個などが各10ペソです。牛乳、ヨーグルトは一リットルが15~18ペソ、コーラなどのジュース類は600ミリペットが8ペソ~9ペソです。肉も牛と鶏に関しては500グラムで30~60ペソでした。
交通は電車や大型バスがない代わりに州内をコレクティーボまたはコンビというワゴン車が駆け巡り、短距離で5ペソ、長距離で50ペソです。タクシーは初乗りが25ペソで、一時間乗車しても200ペソくらいです(間に有料道路が入ると倍くらいになります)。ティッシュひと箱12ペソ、シャンプー類は500ミリくらいで25ペソくらいでした。

食事:主食はトルティージャ(とうもろこし粉でつくった生地)と米です。パンも朝食によく登場します。サンクリは内陸部ということもあって海魚を食べる習慣がほとんどありません。市場で魚屋はほとんどなく、売っていても干物か川魚です。そのかわり家畜は皮から内臓まで食用します。モンドンゴという臓物スープは日本のモツ煮込みに通じるものがありお気に入りでした。食事の西洋化が進んでいるので、サンドウィッチやスパゲティーも通常食として登場します。食事時間は昼食が遅め(3時前後)という点以外は日本とあまり変わりません。お酒を飲んだり高級レストランに行かない限り1日の食費は1000円以内で収まります。※水道の水は飲用に適しません。加熱すれば調理には利用できます。


トイレ:「紙がある」「カギが閉まる」「便座がある」「電燈がつく」「流れる」という5つの要素を持ったトイレを、僕は「ファイブツールプレイヤー」と呼んでいます。日本のトイレはレベルが高く、「ファイブツールプレイヤー」が基本で、中にはウォシュレットや音姫といった天賦の才能を有したトイレも存在します。が、残念ながらチアパスでの2か月間ではファイブツールプレイヤーに遭遇する確率は20パーセントくらいでした。いちばん多いケースが便座のないパターンです。紙や鍵がないのは納得できるとしても、便座のないトイレが多すぎて「女性はどうするんだろう」と常に考えさせられました。結構見た目のいいレストランでも便座がなかったことがよくありました。観光地や町の中心部付近には有料の公衆トイレがよくありましたが、有料のくせに環境はよくありません。遠出の際には紙が必須です。家の中ではトイレとシャワーが同じ空間にあります。たいていの家では、お湯を使う際にはタンクに火をつけて15分くらい待つ必要があります。

いくつかの問題点もありましたが、中米の中でも比較的発展しているということもあり、アジアやアフリカの途上国ほどの不便さや困難はおそらくありませんでした。サンクリの経済は外国人観光客で持っている感が強く、現地の人は隙あらば通常の値段より高めの金額を請求することがよくあります。ボランティアで行く場合は、先に来ていたボランティアに平均的な価格を最初に聞いておくといいと思います。観光地を多く訪れたい場合は、一旅で500~1000ペソくらいかかることも考慮してください。

来月にはエクアドルでの活動について載せたいと思います。

ブログの存在は薄々気づいていたけど、なかなか載せるネタがなかったのとゆっくりネットをいじってる時間がなかったせいでおざなりにしていました。
僕は6月からの約2か月間を、メキシコのボランティア団体NATATEで働きました。作業内容は、事務所でガイドブックの作成や更新、参加メンバー関連の情報の管理および更新、Eメール&電話の対応、新規ボランティアへのオリエンテーションや買い物の手伝い、犬の世話などをしていました。一般的な海外ボランティアでよくある現地の人々や共同体との接触はほとんどなく、ボランティアをサポートするボランティアといった感じでした。

ぼらイヤー男子陣の最年長として張り切ってメキシコに乗り込みましたが、最初の一か月は期待通り現地の人との感覚の違いに悩まされました。2時間レベルの遅刻は日常茶飯時、作業予定は朝令暮改、ワークキャンプ(短期のボランティアプログラム)初日に事務所に現れない参加者多数(大半がメキシコ人)、ワークキャンプから逃げ出す人もたまにいたりして、日本との感覚の違いに腹立たしい思いをしてきました。いまではそれも現地の重要な側面と理解しつつも、いまだ完全には受け入れられず。
また、いまは欧米が夏休み期間中ということもあって、学生時代最後のバカンス感覚で来ている人も多く、正直いって意志を疑いような人たちも結構いました。共同住宅内には、アカデミックな目的で来ている人もいれば、禁止薬物を使用して追放されるような人もいて、参加者間の体温差がすごかったです。
でもNATATEは貧困や自然環境悪化といった現地の社会問題に密接したプログラムを提供しているなかなかしっかりした団体だと思います。

僕が今住んでいる場所はスペイン語圏と田舎町ということもあって、2か月間1人の日本人ボランティアとも会いませんでしたが(街には数名)、かえって自分の日本人らしさを確認できていい経験になりました。自分は他のぼらイヤーメンバーと違って、来年の3月まで中南米だけを周るという変則予定です。これからエクアドル、アルゼンチン、ペルーで活動参加したのち、年末にまたここ(サン・クリストバル・デ・ラス・カサス)に戻ってこれたらと思っています。
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